尿失禁は骨盤治療で治る|早期治療で症状悪化を防ごう

尿に関する治療をします

医者

過活動膀胱が増加中です

泌尿器科では、尿に関する症状や悩みに幅広く対応しています。血尿や尿漏れ、残尿感、尿が出にくい、夜尿症などはもちろん、肝臓のあたりの痛みでも診療します。泌尿器科では、入念な問診や検査で症状の原因をつきとめ、治療します。近年増えているのが過活動膀胱で、高齢の女性に多い病気です。過活動膀胱は、突然強い尿意を感じてトイレに駆け込むことが毎日何度も起こり、ときには間に合わずに漏れてしまいます。尿意が突然なので本人は対応が難しく、外出先でも起こるため恥ずかしさから次第に外出を控えるようになります。トイレに行く回数が増え、トイレのことばかりを考えてしまう患者も多いです。人と関わるのを避けるなど、精神面にも悪影響を及ぼす病気で、早めの対応が望まれます。

新薬があります

過活動膀胱では、抗コリン剤という内服薬で治療が行われ、効果をあげています。さらに副作用の少ない新薬も開発されており、泌尿器科で広く使用されています。投薬治療では、副交感神経のはたらきを抑制し、過剰な神経伝達物質の作用をブロックします。尿意は脳からの指令によるもので、膀胱に尿が溜まると排泄を促す命令が出されます。ところが、過活動膀胱では、まだ溜まりきっていないのに排泄命令が出されてしまうので、トイレに行きたくなるのです。この過剰な神経伝達を阻害すれば、尿意が緩やかになるというメカニズムです。過活動膀胱は、決して珍しい病気ではないので、恥ずかしがらずに泌尿器科を受診することが大切です。女医が常駐する専門医院もあります。